破壊系 警報器について
- はじめに
- 窓や扉からの侵入として、窓ガラスを破壊して鍵を開けてから、侵入する手口があります。不安に思ってガラス破壊警報器を設置された場合、実際に働くのだろうか?と不安に思っている方が大勢いらっしゃると思います。実際に窓ガラスを割るわけにもいかず、動作チェックができません。窓ガラスの破壊を監視する警報器について、特長や注意点、点検方法など詳しくご説明します。
- 窓ガラス用の警報器の役割について
- 窓や扉からの侵入を監視する警報器にマグネットを利用した、窓や扉の開閉を監視する警報器があります。これは屋外からの侵入監視に強力な効果があり、不正な細工をしても、警報器としての機能を停止し辛い特徴がありますが、屋内からの不正については、非常に弱い面を持っています。警報器を不正に操作して警報器としての機能を停止させる手段として、窓ガラスの破壊があります。窓ガラスを破壊しておいて、警報器に手を伸ばし、細工をされると折角の警報器が台無しとなり、警報を出さずに侵入される場合があります。警報器全般に言えることで、それ一つでは完璧に警報を出さない場合があることです。つまり2重、3重に警報器を設置することで、完璧に近い警報システムに近づきます。マグネット式の警報器とガラス破壊警報器を併用することで、より効果的な警報システムとして変化します。それでも予防線だと位置づけ、窃盗のプロなどによったり、偶然が重なった場合など、警報器として通用しない場合もあるかもしれないとの、認識を持ってください。他の種類の警報器を設置して警戒態勢を強化したり、ご自宅や地域の環境の整備や護身対策、非常時の対応や連絡体制にも心がけておいて下さい。
- ガラス破壊警報器の設置について
- ご家庭用のガラス破壊警報器は主に両面テープで貼り付けるようになっています。貼り付ける際に付属の両面テープを使用してください。下記に警報器の種類を記載しましたのでお解かりになると思います。振動や周波数を感知する為に、両面テープが厚過ぎると感知能力が下がります。また薄すぎると脱落の可能性が出ます。設置の際には良く説明書を読む必要があります。設置の際に美観を気にする方は窓枠の隅に貼り付ける方がいるでしょう。あまり窓枠に近すぎると警報を出さない場合があります。5cm程度は窓枠から離して設置することをオススメします。設置に関しては警報機の取り扱い説明書を厳守してください。また付属の両面テープが使用不能になった場合は、類似した両面テープを使用するか、購入先で仕入れないといけません。付属の両面テープを使用しなかった場合は特に動作チェックをする必要があります。下に点検方法を記載しておりますので、参考にしてください。
- 窓ガラスの破壊を監視する警報器の種類について
- ガラスの振動を感知するもの
- ガラスの破壊周波数を感知するもの
- ガラスの破壊音を感知するもの
- ※ コストや性能面で、どの種類が一番なのかという答えはありません。どれもガラスの破壊を感知する性能を有しています。それぞれ破壊を感知する原理が違うものと認識してください。
- 窓ガラス破壊警報器の点検方法について
- 高機能な警報器には自己診断機能が付いています。それはあくまでも回路の点検をしている場合が多いです。実際の窓ガラスが割れる際の原因を作って動作点検をした方が実戦的です。実際に窓ガラスを破壊してみたら動作するか解りますが、窓ガラスが使い物にならなくなります。そこで、私が警備会社の技術職として働いていたとき、点検方法に使っていた市販されているもので、点検できる方法をご説明したいと思います。この方法も実際に窓ガラスを破壊するわけではないので、あくまでも点検として認識して、これで動作したので、本番でも100%動作するとの思い込みは避けてください。点検する際は屋内側の警報器が設置されている適度な距離のガラス面で実施してください。下記3点のいずれでも動作しない場合は、本当に効果がある警報器なのかと疑問を持って、感度調整がないかチェックしてみたり、設置方法が正しいのか、点検方法に問題がないのか良く煮詰めた上で、購入先や販売元で問い合わせしてみることが望まれます。
1、振動を感知するタイプ・・・- ねじ回し(ドライバー)の柄の部分の底にプラスチックの所が通常はあります。そこの部分で屋内側からガラスを「コンコン」と叩いてみます。叩く位置が警報器から遠いと感知しない場合がありますので、適度な位置から叩いてみてください。あまり強く叩くと窓ガラスが割れる恐れがありますので徐々に強くして割れない程度で点検してみてください。
- 金のこぎりの歯(長さ30cm程度、幅が1cm程度)の一般的なものです。刃の部分だけを使います。金のこぎりの歯の一方を屋内側から手でガラスに当てておき、もう一方を持ち上げてから離し、金のこぎりの歯が元に戻る力を利用した反動によって窓ガラスに衝撃を与えます。擬似的な破壊周波数をガラスに与えます。これも感知器から遠すぎると感知しない場合がありますし、衝撃が強すぎるとガラスが割れる恐れがあります。
- 監視をしたい窓ガラスの近く(屋内側)で、鍵が一杯付いたキーホルダーなどを持って振ってください。そしたら鍵がこすれる音(ジャラジャラ)が出ます。その音の周波数が感知する音と同じ周波数であれば警報を出します。
- 高機能な警報器には自己診断機能が付いています。それはあくまでも回路の点検をしている場合が多いです。実際の窓ガラスが割れる際の原因を作って動作点検をした方が実戦的です。実際に窓ガラスを破壊してみたら動作するか解りますが、窓ガラスが使い物にならなくなります。そこで、私が警備会社の技術職として働いていたとき、点検方法に使っていた市販されているもので、点検できる方法をご説明したいと思います。この方法も実際に窓ガラスを破壊するわけではないので、あくまでも点検として認識して、これで動作したので、本番でも100%動作するとの思い込みは避けてください。点検する際は屋内側の警報器が設置されている適度な距離のガラス面で実施してください。下記3点のいずれでも動作しない場合は、本当に効果がある警報器なのかと疑問を持って、感度調整がないかチェックしてみたり、設置方法が正しいのか、点検方法に問題がないのか良く煮詰めた上で、購入先や販売元で問い合わせしてみることが望まれます。
- 最後に
- 防犯対策を必要と思い窓ガラスを破壊された際に感知する警報器を設置していることと思います。設置したことに安心して実際に動作するのだろうか?と思ったり点検をしているでしょうか?ガラス破壊警報器の場合は点検が行いに辛いので、このページでご説明しましました。警報器は定期的なメンテナンスが必要です。いざという時に動作してこそ警報器といえるのです。万全な状態にするには常日頃の点検がかかせません。あまり頻繁に点検をすると近所迷惑になったり、電池切れのおそれ、非常事態でも、また点検かと思われることがあり得ます。許す限り適度な間隔でぜひ警報器の点検をしてください。また侵入しようとするものに不正に細工をされていないか、普段から気をつけて警報器をよく観察することも大切なことです。